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ジェットスターの日本直行便、メルボルン優遇、シドニー無視、ゴールドコースト撤退のその背景

メルボルンー成田の直行便が4月30日より開始

英語圏の国では「Good news and bad news」という表現があるが、メルボルンー東京の直行便路線開通は両国にとって、Good Newsとなるだろう。

ジェットスターは4月30日から成田(東京)を結ぶ直行便路線を開通させる。

在留日本人にとっては、現地と日本を結ぶ直行便の有無は、そのまま「移住したい」か否かにかかわる重大な問題とも言える。

メルボルンには平成24年現在、13,530人の日本人が在留しており、在留日本人の数も毎年右肩上がりに上がっている(ちなみに13,500人という数字はホノルルやパリの在留日本人とほぼ同じ数)。

その要因には、以下のようなことが考えられる。

かつて、100円均一ショップ大手の「ダイソー」や人気小売店の「無印良品」といった日本の人気チェーン店が、オーストラリア進出の第一号店として選んだのがメルボルン。今年はユニクロのオーストラリア第一号店が4月16日に控えているという状況からも分かるように、日本から見れば、商圏として注目すべきは今やシドニーではなく、メルボルンなのである。

では、なぜ、日本の海外進出を目指す企業がオーストラリアのマーケットを考える時にシドニーではなく、メルボルンなのか?

それは、第一にマーケットの「密度」を考えた時に、メルボルンのあるビクトリア州は、シドニーのあるニューサウスウェールズ州よりも人口が多く、面積が小さい(NSW州の約4分の1)ということが大きいだろう。

また、州の経済も2008年のリーマンショック後の景気後退においても雇用が堅調だったという実績から、厳しい時のオーストラリア経済を支えたのはシドニーではなくメルボルンともいわれており、経済面ではシドニーよりメルボルンの方が手堅くビジネスを展開できるという印象が強いのだ。

そういった背景もあってか、オーストラリア最大の都市であるシドニーでは、日本行きの直行便は早々となくなってしまった。

昨年「世界一住みやすい都市」として日本でも認知度が高まったメルボルンは、観光業でもオーストラリアを支えており、ジェットスターのデービッド・ホールCEOは、[blockquote]メルボルンの直行便開設により、約50,000人増の日本人観光客を呼び込める[/blockquote]と自信を覗かせている。

 

そんなわけで、ジェットスターは3月14日まで、メルボルンー東京直行便就航記念セールと題して、メルボルンを含めたオーストラリア各都市行き(豪州発の日本行きも同時セール中)の激安セールを開催している。

ジェットスター、メルボルン-東京直行便就航記念セール
直行便就航記念のセールを開催中!(画像クリックで特設ページへ)

 

5月で廃止、ゴールドコーストー関空の直行便

一方、Bad Newsはゴールドコーストだ。ゴールドコーストは現在、東京(成田)、大阪(関空)の直行便路線を残している観光都市だが、メルボルンー東京直行便の路線開設と同時に、ゴールドコーストー大阪の直行便を廃止する。そのため、5月1日以降、ゴールドコーストから大阪への便はすべてケアンズ経由となる。

東京便はどうやら2014年いっぱいは大丈夫のようだが、シドニーにもない直行便がゴールドコーストで存続するというのは期待薄であり、来年にも廃止されるのではないかと見られている。

ゴールドコーストは1980年代、日本のバブル経済の時期に海外不動産の投資先として注目されたほか、リタイア後の保養地として日本人の注目を浴びた。その後、バブル崩壊、長い不況という日本の経済事情に比例して観光客が減ってきたという背景がある。

ハネムーンの観光客や永住者、長期滞在者を含む在留日本人の数は現在も増加傾向にあるが、いかんせん地元の経済が凋落しており、オーストラリア国内の主要都市では最悪レベルの失業率。新しい建物や施設はできてはいるが、全盛期と比べると中心地にも活況は見えない。

2018年に「コモンウェルス・ゲームズ」と呼ばれるイギリス連邦の国・地域によるオリンピックのような競技大会が行われるので、コモンウェルス景気に期待したいところだが、そういう意味では、今後も日本行きの直行便は期待薄である。

 

親会社であるカンタス航空が5000人の人員削減を発表したばかりのオーストラリアの航空業界では、便の増減が頻繁に行われるのも、別段珍しいことではなく、LCCを抱えている会社は特に、売り上げによってサービスなどが非常に左右されやすくなるのは仕方のないことだろう。

そういう意味では、オーストラリアと日本を結ぶ路線で、割安感があり安心できるのは、シンガポール航空かもしれない。

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