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NY10代女子の「デニムよりヨガパンツ」現象で豪ブランド「Lorna Jane」が日本でブレイクか!?

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2015年はデニムが大流行って本気(マジ)か!?

最近、日本のファッション誌で猛プッシュがかかっているアイテムが「デニム」だ。

2015年の春夏は、スカート人気からの回帰によってデニムが大流行!というのが日本のファッション誌の大方の見方で、デニムの流行はウィメンズだけではなく、メンズ・ファッションでも流行すると言われている。

つまり、今年のファッション業界は「デニムの年」となるのだそうだ。

Gina 2015年 05月号 [雑誌]

GLITTER(グリッター) 2015年 04 月号 [雑誌]
↑10代後半~20代向けのファッション誌の表紙はこぞって「デニム」!という傾向に

「デニム大流行」の影にあるジーンズ衰退の業界事情

そんな「2015 デニム大流行!」というトレンドを見て、なぜにそれほどまでにデニムをプッシュするのか不思議に感じる人も少なくないだろう。

そもそも、デニムというのは定番アイテムであり、流行りすたりなどあるのだろうか?

そんな疑問に裏打ちするのが、昨今の「ジーンズ離れ」である。

2013年頃よりアパレル業界専門紙「繊研新聞」で度々取り上げられてきた「ジーンズ離れ」。

東証一部の大手「ジーンズメイト(JEANS MATE)」が赤字に転落した2013年は、ジーンズ業界の転換期と言われている。デニムやジーンズ業界は今や、ユニクロやジーユーに代表されるチープなアイテムのカテゴリーとしての意識が高まり、中上層階級では、敬遠されがちなアイテムへと変わってきた。

また、同様に昨年はファッション誌の凋落に拍車がかかった1年だったことが思い出される。創刊10周年で廃刊した『BLENDA』のほか、『小悪魔ageha』『Lips』『JILLE』など有名どころの女性ファッション誌が相次いで廃刊となっている。

さらに、沢尻エリカ主演で描いたドラマ『ファーストクラス』(CX)でも経営難に揺さぶられる女性ファッション誌の編集部員の悲喜こもごもが描かれるなど、2014年は女性ファッション誌は受難の年であった。

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そこで、2015年にファッション業界とジーンズ業界が結託し、起死回生を狙って意図的に打ち出したのが「デニム大流行!」というわけか。

なにせ、ジーンズやデニムという定番アイテムは、ある意味もっとも身近なアイテムだ。

これをミランダ・カーなどの海外セレブのデニムファッションと合わせて紹介していたりするが、海外のセレブじゃなくても、デニムの普段使いのコーディネートはいくらでもある。

さらに、大手ジーンズメーカーでは一時期「ケミカルウォッシュジーンズ復刻」や「ダメージジーンズの復刻」などと喧伝していたが、ぜひ海外在住の知り合いに聞いてみてほしい。

それらのファッションは海外でははっきり言って、「ダサい」と言われるのがオチだろう。

(ケーシティ)k-city ケミカルウォッシュ デニム ダメージ セクシーS ブルー
↑海外ではダメージやケミカルウォッシュのジーンズは流行してませんから

こうした背景を考えると、「2015年 デニム大流行!」は恣意的な側面が見え、日本国内のファッション業界の事情によるものだと、ほぼほぼ断言してよいだろう。

海外旅行で赤っ恥をかきたくないなら「デニム」より「ヨガパンツ」

ではなぜ、わざわざ日本のファッション業界を敵に回すようなこと言うかと言えば、米ニューヨークに拠点を置く大手投資銀行「Piper Jaffray」の調査がそれを如実に物語っているからだ。

「Piper Jaffray」では毎年、経済動向を推し量る上で重要な指標となる「10代女性の消費動向」に関する調査を行っている。早い話、この調査結果が基となり、米国の数年後のトレンドが決められていると言っても過言ではない。

その調査結果によれば、ニューヨーク在住の上層階級とされる10代女性のトレンドにおいて、ここ2,3年でデニムの人気は凋落の一途である。

それに取って代わるように「ワークアウト・クロージング」、つまりフィットネスやエクササイズなどの時に着るパンツが売れに売れまくっているのだ。

デニム人気が減少
オレンジ色が「デニム」。わずか5年で10倍の売上を記録し、今や若い世代のセレブの間でブームとなっているのは「athleisure」

 

こうしたファッションは「ヨガパンツ」に代表されるようなフィットネス系のパンツのことで、「athleisure(アスレジャー)」(アスレチックとレジャーを掛け合わせた新語)と呼ばれている。

【美人ウェア】PierYoga トレンカ風 すそ絞り リラックスヨガパンツ  (41869, M)

そして、2015年春の調査結果では、上記のグラフの通り”アスレジャー”がデニムよりもシェアを逆転したのだ。

これが「デニムよりヨガパンツ」の論より証拠ということになる。

というわけで、日本のファッション誌を信じて、海外旅行に行くと、「今時デニムかよ」的なシーンに出会うかもしれないのだ。

Athleisureファッションを狙うなら豪ブランド「Lorna Jane」がオススメ!

このムーブメントは欧米では10代に限らず、20~40代の女性にまで浸透しつつある。

日本でも一部の意識の高いキャリア組の女性の間でファッション化してきており、この秋までには日本にも浸透してきそうだ
(日本のファッション誌の恣意的な思惑がなければ)。

いわゆる、情報に弱くファッション誌頼みの女性はいざ知らず、自身で情報を集めるアクティブな人たちの間では、ソーシャルメディアなどから浸透してくるだろうことは、トレンドウォッチャーでなくても「Piper Jaffray」の調査結果で明らかといえるだろう。

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さて、本記事で、日本の「デニム大流行!」の微妙さを感じていただいた人にオススメするブランドは、以下の米・豪の2ブランドだ。

Under Armour アンダーアーマー(米国)

Under-Armour< 米国メリーランド州発のスポーツ用品メーカー。ファッション性と機能性の高さから、ここ数年でナイキやアディダスの2巨頭を揺るがすほどの人気を誇るスポーツ・ブランドに成長してきた。野球やゴルフのオジサン系からフィットネスやヨガといった女性向けのスポーツまで幅広いレンジが特徴。日本では東京ドームの運営会社・株式会社ドームが唯一販売権を持ち、東京読売ジャイアンツの公式スポンサーともなっている。


Lorna Jane ローナ・ジェーン(豪州)

loranJane2
オーストラリア・ブリスベン発のスポーツファッションブランド。女性に特化したアクティブウェアを販売しており、オーストラリアや欧米のアクティブな女性から多大なる信頼を得ているブランド。豪州では女性のアクティブウェアといえばこのブランドというほどの人気。日本にはほとんど入荷されていないので、これから日本でも人気が出てきそうなブランド。


今おさえておかないと、知らないよ!


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