新創刊2号目の大型企画でオーストラリア旅行を猛アピール
文藝春秋は3月7日、女性向けライフスタイル誌「CREA」4月号を発売した。

今号では「極上の癒しを求めて オーストラリアへ」と題した、36ページにもおよぶ特大の別冊付録が付くほか、キャセイパシフィック航空ビジネスクラスで行く「オーストラリア往復航空券」やジュリークの「ローズ&プレオーガニックバッグキット」が当たるクイズラリーを開催するなど、オーストラリア政府観光局とタイアップした一大特集を敢行している。
昔から旅特集において定評のあるクレアとあって、オーストラリア政府観光局の鼻息も荒い。もちろん、これまでにもテレビや雑誌、新聞といったマスメディアとのタイアップを行ってきた同観光局だが、今回、少し力の入れ方が違うなと感じるのは、クレアのWeb特集における「オーストラリアの基本情報」だ。
同サイトから引用すると、
[ビザ] 入国時にはビザが必要。3カ月以内の観光ならETAS(イータス)という電子渡航許可システムが便利。インターネットで取得(オーストラリア政府移民局) または大使館や旅行代理店でも取得可能
[通貨] オーストラリアドル。1オーストラリアドル=約91円(2014年2月現在)
[時差] オーストラリアには3つの時間帯があり、東海岸は日本時間に+1時間、中央部は+30分、西部は-1時間。州によってはサマータイムを実施、+1時間
[電話] オーストラリアの国番号は61。日本からは国番号の次に市外局番の0をとってかける
[気候] 南半球なので日本の季節とは逆。広大な国土なので、熱帯から温帯まで気候もさまざま
[オーストラリア政府観光局]
URL http://www.australia.jp/
Facebook https://www.facebook.com/AustraliaJP/
twitter https://twitter.com/Go_Australia/
と、これまでの観光情報にはコラム扱いとなりがちだった「基本情報」をかなり上位に付けて編集している。このあたりは「まずは基本をおさえる」というところに、「現地に来てほしい!」という気合を感じる。
また、6週にわたって掲載されるWEBマガジンでのオーストラリア特集の第一弾のゴールドコースト特集も方面やスポットはベタなところばかりではあるが、宿泊をヴェルサーチに絞ったあたりは、日本の好況感を反映している印象で、面目躍如といったところだ。
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ブーム再来なるか?オーストラリア政府観光局の巻き返しやいかに
オーストラリア政府観光局は近年も精力的なPR活動を行っており、3月だけでも、以下のようなメディアで「オーストラリアの旅行」を露出している。2012年には過去最高の1849万人が海外旅行をしたが、人気の中心はハワイを含む米・中・韓となっており、約72万人の日本人観光客が訪れたシドニー・オリンピック(2000年)のころに比べると日本人観光客はおよそ半減した。
折りしも、幸か不幸か米・中・韓とは国政上冷えた関係にあり、これは観光業界においても影響が出ている。2014年における日豪間における最大のトピックスは11月15日から開催されるG20首脳会合となるだろう。観光業としても、今後メディアで注目されるG20首脳会合に向けて販促を強化したいところだ。
日本で見るオーストラリア 2014年3月
- 3月1日(土)8:30-9:55放送 テレビ「にじいろジーン」(関西テレビ/フジテレビ・全国)
- 3月1日(土)発行 雑誌「AGORA」3月号(JALブランドコミュニケーション)
- 3月7日(金)発行 雑誌「CREA」2014年4月号(文藝春秋)
- 3月7日(金)・14日(金)・21日(金)・28日(金)22:52-23:00放送 テレビ「空旅をあなたへ -PREMIUM SKY-」(フジテレビ/関東ローカル)
- 3月15日(土)15:00-16:00放送 テレビ「大杉漣の漣ぽっ」(BSフジ)
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