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女子生徒の制服、スカートからパンツへの是非

日本の学校でも度々話題となる、女子生徒の制服をスカートから「パンツまたはスカートの選択制」にする議論。
これは、近年意識が高まっているトランスジェンダーへの配慮を含めて、これからの学校制服の大きな波となりそうだ。
しかしながら、日本では「男は男らしく、女は女らしくあれ」という同調圧力のような雰囲気があるのも事実。

そんな中、オーストラリアでは、パースに住む2人の少女の行動が州政府を動かし、制服のルールが変わったというニュースが話題となっている。

そこで今回は、オーストラリアの公共放送局「ABC」のニュースから、パースの学校の事例を紹介するとともに、制服選択制の是非について考察する。

女子の制服はスカートかパンツかの是非

こちらの動画のスクリプトを追ってみよう(概略)。

学生1:私たちの学校のスクールカラーは青、赤、白で、制服もとても素敵だと思います。

記者:オーストラリアの子どもたちの多くが、厳密な制服ポリシーをもつ学校に通っています。

学生2:学校指定の靴下ではない靴下を着用することは許されていません。夏には帽子をかぶらないといけません。

記者:ただし、女子生徒の制服にはいくつかの選択肢があります。 彼女たちはパンツまたはスカートを選ぶことができます。

学生1:私はスカートが好きです。普段から着ていますから。

学生3:私はズボン(パンツ)がいいです。心地良いし、かっこいいから。

記者:(オーストラリアでは)多くの学校に同様の制服ポリシーがありますが、どこにでも当てはまるわけではありません。 いくつかの学校では、女子の制服がドレスまたはスカートと決まっています。 男の子はショーツやパンツを着用していますが、それは多くの議論を引き起こしています。メルボルン大学の最近の調査によると、ショートパンツやズボンを着ることで、昼食休憩時間における活動がより活発になることが分かっています。

LAURE ROSEWARNE(メルボルン大学):調査では、制限的なドレス、スカートとは対照的に、ショートパンツやズボンを着ることで、ランチタイムに運動をする可能性が高いことが示されています。

記者:ここに制服に情熱を燃やす女の子を紹介します。

ソフィア:こんにちは私はソフィアです

ソフィー:私はソフィーです

ソフィア:私たちは11歳でパース出身です

ソフィア:ソフィーと私は、女子の制服でもショートパンツやズボンを着るという選択肢があっても良いと思っています。

記者:最近、ソフィアは西オーストラリア州教育相に手紙を書いた。彼女が体育の時間を除いてショーツやズボンを着ることが許されないというのは公正ではないと訴えたのです。

ソフィア:数ヶ月後、教育省から電話をもらいました。教育省の方はが政策を変えようとしていると言いました。それは私、お母さん、そしてすべての友達にとって本当に良いニュースとなったと思います。

記者:ソフィアさんたちの手紙は、彼女たちの学校の制服ルールばかりでなく、州の公立校が女子生徒にドレスとズボンの間で選択肢を提供するよう州全体の規則を変えることにつながりました。さらに、ビクトリア州でも同様の規則をもたらすかもしれないと西オーストラリア州政府は語ったといいます。「Girls Uniform Agenda」と呼ばれる団体は他の州も追随するようキャンペーンしています。

ソフィア:オーストラリアのすべての女の子たちは私たちのようにスポーツをしたいと思っていて、誰もが幸せで自由になることができるので、私立学校を含むショートパンツやズボンを選ぶようになると素晴らしいことだと思います。

記者:しかし、誰もが同意するわけではありません。 制服選択制については、個々の学校で決めるべきだと思っている人もいます。

トランスジェンダー問題への影響は?

いかがだっただろうか? この動きは拡大しており、2017年9月には、ビクトリア州の教育省でも女子制服の選択制を導入することを決めたほか、ニューサウスウェールズ州およびクイーンズランド州では学校が個別に設定して良いことになっている。日本でも一部の学校では制服選択制を導入している学校が出てきている。

しかし、これは例えば、男子がスカートを着用することは許されないのかというトランスジェンダーの問題にもかかってくるため、慎重な議論が続けられる必要がありそうだ。


日本ではいろんな意味でブランドの一部である「制服」

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