デジタル人気の陰でアナログブームが進行中
12月に入り、街もクリスマスムード一色の今日この頃だが、この時期、頭を悩ますのが「クリスマスプレゼント」。
日本であれば、彼氏、彼女がメインのイベントだが、オーストラリアでは家族・親族が一堂に会しプレゼントやカードを交換する家族のための一大行事であり、日本で言うところの「お正月」に近い行事なのだ。
つまり、お年玉よろしく、家族や親族にもクリスマスプレゼントを買うため、クリスマスシーズンの出費はハンパなく、そのため、オーストラリア人の若者の6割が、実はクリスマスは出費がかさむので嫌いというデータもあるほどだ。
さて、そんなクリスマスプレゼントで悩むのが異性へのプレゼント。やはり異性の好みはなかなか掴みにくいもので、何を贈ってあげればよいかを悩むもの。
そこで、ここ数年注目を集めているのが、デジタル商品だ。iPad miniやスマートフォンやパソコン周りのアクセサリ、デジカメなどがここ数年の人気で、デジタル商品の場合には男女問わずに喜ばれるというのが1つの人気の秘密らしい。
さて、そんなデジタル商品人気の中で、アナログ商品ブームの再燃として人気が高まっている、
フジフィルムのチェキ・シリーズ「Instax Mini 90 Neo Classic」だ。
彼氏・彼女、男女を問わないユニセックスなデザインでブーム再燃か
もともと香港や韓国、中国といったアジアの近隣諸国では人気のあった「チェキ」だが、日本ではスマートフォンの急進でその人気にはかげりがあったと言われてきた。
しかし、撮ったその場で(リアルな)写真が出てくるという普遍的なコンセプトは、「思い出カメラ」として、若い女性の間で根強い人気があり、コンスタントに売り上げがあったことは意外と知られていない事実だ。
そこに登場したのが、これまでのファンシーなデザインから、オトナっぽくレトロなデザインに一新した「Instax Mini 90 Neo Classic」。
「Instax Mini 90 Neo Classic」は、以下のような点で、シリーズ最上位機種として販売されている
- 高性能フラッシュ:被写体の距離や周囲の明るさなどからフラッシュの光量を自動で調節
- パーティーモード:被写体と背景を明るく
- 風景撮影モード:風景に最適な撮影に自動調節
- 接写モード:チェキで初めての接写モード
など、さまざまな機能が搭載されている。
また、世界最大規模の経済紙「ザ・ウォール・ストリート・ジャーナル」で紹介されたのがきっかけで、2013年9月以降、アジアのみならずヨーロッパでもその人気が高まっており、チェキの販売台数は昨年が160万台、今年度は200万台を超える見通しで、いずれも15年前のブームの時よりも売れていて、過去最高を記録している。
オーストラリアではほとんど宣伝されていないが、海外では、即座に思い出を形にできるチェキは、すでにブーム再燃の兆しを見せている。
その場で写真が“現像”されるという魅力はもちろんのこと、メッセージをその場で書いて相手に渡せるというアナログな楽しみは、パーティーの盛んなオーストラリアでもブームが来ても不思議ではない。
↑ チェキの使い方や海外での体験取材、カワイイ写真の撮り方などを掲載したムック本も昨年発売されている
クリスマスプレゼントに迷っているなら、この「Instax Mini 90 Neo Classic」も候補のひとつに入れてみてはどうだろうか。
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