日本人学校に入学すれば英語力は必要ないのか?
海外移住で気になる子どもの英語力
家族で海外移住するにあたって、特に気になるのが子どもの学校のことだろう。
これまでに、国際的な環境で暮らしていない子どもの場合には、なんと言っても言葉でのコミュニケーションが問題となるので、日本人学校の存在は非常に心強いものだ。
そのため、日本人が多く住む世界の主要都市には、日本人会などが管轄する日本人学校がある。当然、オーストラリアにも日本人学校は各主要都市に存在し、中でも、その規模の大きさと教育システムの良さで知られているのが、「シドニー日本人学校」だ。
両国の教育システムをおいしいとこどり
シドニー日本人学校では、日本の文部科学省の学習指導要綱に則してカリキュラムを実施する「日本人学級」とNSW州の教育課程に準じて授業が行なわれる「国際学級」の2つに分かれている。
2つに分かれているものの「国際学級」と「日本人学級」が合同で行なう行事もたくさんあり、「国際学級」においても日本語(国語)の授業が行なわれ、「日本人学級」でも英語の授業は日本の学校よりも格段に強化されているので、どちらのコースにおいても日本の文化や習慣を忘れるといったことはない。つまりは、どちらの教育システムを重視して学ばせたいかによって選択すれば良い。
まとめるとするなら、
- ●日本人学級に入学:日本に帰国する予定がある場合や日本の学習カリキュラムで教育させたい場合に有利。英語の学習も行なうが国際学級より英語に触れる機会は少ない
- ●国際学級に入学:オーストラリアに永住する予定の人やオーストラリアの学習カリキュラムで教育させたい場合に有利。英語環境にどっぷり浸かれるが、日本語や日本文化に関する学習はやはり日本人学級には及ばない可能性
ということが言える。
英語がまったく話せなくてもオーストラリアの学校で学べる
さて、本題の英語力だが、シドニー日本人学校では日本人学級に入学する場合には、英語の審査は行なわれていないので、日本の学校に通学していたときのようにスムーズ通学できるだろう。
国際学級の場合には、日本語(国語)の授業以外は英語で授業が進められるので、英語力が問われることになるだろう。
ただ、まったく英語が話せない状態の子どもが現地の公立校に通うことは珍しいことではない。バイリンガルに育てるには、かなりの程度で現地の環境になじむことが重要なので、そのあたりも念頭に入れておきたいところだ。
[su_button url=”http://www.sjis.nsw.edu.au/jpn/index.html” target=”blank” style=”flat” background=”#2076d8″ color=”#ffffff” size=”5″ radius=”5″]ドニー日本人学校[/su_button]
↓こういう海外移住を考えている人は日本人学級へ
[amazonjs asin=”B01LZ2I0O8″ locale=”JP” title=”『 オセアニア OCEANIA 主要6ヶ国 比較レポート 2016-2017 』 – オーストラリア ニュージーランド フィジー バヌアツ トンガ サイパン -“]
Comments are closed, but trackbacks and pingbacks are open.