日本では賛否両論の円満離婚
オーストラリア出身のファッションモデル、ミランダ・カーと俳優のオーランド・ブルームが10月25日、離婚を発表した。
オーランドは「離婚はしましたが、今でも家族です」と語ったように離婚は友好的なものらしく、今後もひとり息子のサポートもお互いに協力していくとのことだ。
ゴシップ誌でもあまり批判的な記事は見受けられず、不仲説も噂の域を過ぎないようだ。
とか言いながら、最近になってオーストラリアの大富豪、ジェームズ・パッカー氏との交際が噂されているミランダだが、そんなことはどこ吹く風、といった状況だ。
ならば、離婚をする意味はあったのか?二人には息子もいるし、子どものためにも結婚生活を続けるべき、と考える人も少なくないだろう。
しかし、これはセレブ特有の離婚なのだろうかと言われれば、そうではなく、日本人と外国人との違いのようにも思える。
結婚に縛られない「パートナー」という考え
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オーストラリアを含め英語圏ではしばしば、配偶者のことを「パートナー」と表現するが、日本では妻や夫のことを“パートナー”と考えることは少ないだろう。
また、オーストラリアで言えば離婚率は日本よりも高いが、「離婚=不仲」となりがちな日本と違ってオーストラリアでは、けっこうあっけらかんと離婚している人も多く、マイナスイメージは日本ほど高くはない。
まさに、ミランダ&オーランドのような関係性はそれほど珍しいものではないと言えるのだ。そのため、国際結婚をしている日本人としては「離婚」が現実味を帯びると、実家や友人、周囲への影響なども考えなくてはならず、ストレスも多いが、外国人はあくまで2人の問題と考えていると言える。
一概に比較できない離婚率
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離婚率は通常、人口1000人あたりで数値化し、日本が人口1000人当たりおよそ「1.5」という値に対して、オーストラリアは2.2となっている。
ただ、日本では非婚化が進み、オーストラリアでは数年前より続くベビーブームというややもすれば間逆の状態で、オーストラリアの離婚率は年々下がっているという状況なので、この離婚率の比較は一概に日本の方が「夫婦仲がよい」とは言えないところもある。
オーストラリアの離婚率の推移
そのため、日本では結婚も離婚も「人生に1度しかない大事」であるというのに対し、オーストラリアでは必ずしもそうとは限らず、もう少し、ストレスの少ない結婚・離婚観を持っているということが言えるだろう。
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