
オーストラリアの物価はホントに高い?24項目の相場を主要都市と東京とで比べてみた
右肩上がりの物価高 – 日本と比べるとこんな感じ
オーストラリアは少なくとも過去10年以上、物価が上昇し続けている。
2008年リーマンショックの際、豪ドルが1ドル=56円まで下がったことがあり、その時だけは日本円を持っている身としては、とても優位に感じていたことがあるが、それ以降はアベノミクスの影響で円安が進み、オーストラリアの物価高を痛感せざるを得なくなったものだ。
オーストラリアと日本のCPI 過去10年
source: tradingeconomics.com
CPI(消費者物価指数)とは、端的に消費者が購入する商品やサービスの価格変動を総体評価した数字のことであり、時刻の経済動向を知る上できわめて重要な指標と言える。
こうしてCPIのグラフを比べてみると、日本は乱高下が激しく、近年では物価高が急進しており、豪州の場合はとにかく右肩上がりに上がっていることが分かる。日本と違ってオーストラリアの場合はある意味、予測が立てやすいわけで、これからも物価はしばらくの間、上がり続けるだろう。
さて、そんな物価高が続くオーストラリアにおいて、「平均的な物の相場」というものを考えたことはあるだろうか?
例えば、よく言われるのはシドニーやメルボルンなどの大都市は物価が高くて、田舎に行けば安く買える。
しかし、オーストラリア最大の都市シドニーと豪州6番目のそこそこの町ゴールドコーストの両都市に住んだことのある筆者としては、これについてはやや懐疑的だ。
なぜなら、ものによっては田舎の方が高いものもあると感じることが多いからだ。
そこで、今回は、オーストラリアの主要都市の平均的な物価を一覧表にして紹介する。また、東京の物価とも豪ドル換算で比較してみたので、これからオーストラリアに移住しようと考えている人や留学予定の人などは、ぜひ参考にしてみてほしい。
オーストラリア主要都市と東京の平均的な物価と給料
こうしてみると、シドニーの家賃の高さは確かに際立つが、例えば外食はシドニーはゴールドコーストやブリスベン、パースに比べるとそれほどでもないようだ。
また、オーストラリア1物価が高いと言われているパースも何でもかんでも高いわけではなく、家族で住む分には賃貸もそこそこだが、給料がそれほどでもないため、実質上、高くなってしまっているということが分かった。
この中で、最も都市規模が小さいゴールドコーストは日本人も多く住む都市だが、公共的なインフラ系の料金が軒並み他都市よりも高いことが分かった。ただし、住宅を買う場合はその他の都市の半額以下ほどで購入できることも明確となった。
このように、どの都市も一長一短だ。オーストラリアは全般的に東京よりも物価が高いというのも意外な事実ではあるが、その分、給料が高い(人件費が高い)ので、上手くやりくりすれば、豊かなライフスタイルを送ることが可能だと言えよう。
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