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一時帰国で日本の電話番号付きSIMを使うには? LINEMO・楽天・ahamoを比較

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【概要】
本記事は、日本国内で携帯電話やスマホを使用しようとしている海外からの一時帰国者向けの格安SIMを紹介する記事です。
特に、一時帰国滞在中、居住国の海外ローミングサービスは高額なので、日本国内では使いたくないという人がほとんどです。
とはいえ、訪日外国人観光客用プリペイドSIMは全般的にデータ容量も少ない上、高額とコスパが悪いことも事実。
2022年4月より、いわゆる3大キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)が、 これまで多くのスマホユーザーを苦しめてきた「2年縛り」や「高額な契約解除料」が全廃されたことをご存知でしょうか? これにより、海外在住の一時帰国者でも、日本の電話番号付きスマホが使えるようになりました。
その中でも、オススメはソフトバンクのLINEMO、ですが、この記事では、なぜLINEMOがオススメなのか、その理由について他社比較と併せて紹介しています。

日本でも長く続いたコロナウイルス被害が少なくなり、ようやく、かつてのような海外旅行を楽しめるようになってきた。
そんな中、円安の影響から、日本に一時帰国する海外在住の日本人が増えている。

さて、日本に到着して最初に使うものがスマートフォン(スマホ)だろう。
家族や友人への連絡はもちろんのこと、国内航空チケットや新幹線の予約など、日本の旅行や滞在にはスマホは必須。
特に、日本の各種サービスでは電話番号を登録する必要があることが多く、日本の電話番号を持てるかどうかで、滞在中の便利さに大きな違いが出るという。
また、居住国の電話番号を日本で使う場合は、国際通話料金がかかる海外ローミングでの通話となるため、日本で電話番号を持ちたいという人は多いようだ。

多くの訪日外国人旅行者は観光客向けのプリペイドSIMを使っているので、一時帰国の日本人もそうしている人も多いが、訪日外国人用のプリペイドSIMはコスパが非常に悪いことで知られている。
一方、2020年の携帯料金引き下げ政策によって、2022年4月大手キャリアに長年あった「2年縛り」が促進され、各キャリアの格安SIMも、いつでも気軽に解約できるようになった。
これで、もはや一時帰国する海外在住社にとって、空港でコスパの悪いプリペイドを使うのではなく、日本の契約スマホを使える大きなメリットとなったと言えるだろう。

そこで今回は、日本の電話番号を利用したい、またはキープしておきたい海外在住者のために、一時帰国でも気軽に解約できる日本の格安SIMサービスついて紹介する。

一時帰国で日本の電話番号が必要なケースとは?

一時帰国で日本の携帯電話番号が必要となるケース
一時帰国中であっても、日本の電話番号が必須となるケースはいろいろとある。
家族や友人との音声通話やメッセージのやりとりだけなら、LINEで問題はないが、以下のようなケースは、日本の電話番号が必要となるので注意したいところ。

行政・公共サービス

駐在・永住にかかわらず、一時帰国する日本人の多くが行政サービスにかかわってくる。
以下、一時帰国で利用する行政サービスの中で特に日本の携帯電話番号が必要なケースを挙げてみる。

  • ・日本の運転免許証の更新
  • ・住民票等のコンビニ交付
  • ・パスポートの更新
  • ・マイナンバーカードの申請や利用
  • ・医療機関や学校などの(緊急)連絡先

フリーダイヤル

フリーダイヤルは単純にさまざまなサービスで利用されているが、日本国内で海外の携帯電話番号を使用している場合、一般的には日本のフリーダイヤル番号に直接かけることはできない。フリーダイヤル番号は通常、その国内からの通話に対応しているため、海外からの通話には対応していないためだ。国際ローミングを利用している場合もフリーダイヤルはかけられない。

一般サービス

一般的な商業サービスを利用する際に電話ことはもちろんあるだろう。旅館、飲食店などの予約やキャンセルなど、日本ではまだまだオンラインによる予約が完全とは言えないため、電話を利用することは多い。
また、オンラインなどでサービスを利用する場合にも、国番号を入力するとエラーになるなど、日本の電話番号じゃないと利用できないケースも多い。

緊急連絡

一時帰国の場合も、日本国内で事故や自然災害に遭うことを想定しておきたいところ。警察や救急など緊急事態で電話する場合には、日本のSIMや電話番号が必要となる。
また、日本に一時帰国している場合の通話手段としてLINEを利用している人も多いが、LINEの場合はインターネット環境が必要となり、日本は海外ほど公衆WiFiが整っていないため、やはり日本の電話番号を持っておくことは重要と言える。

海外在住者が日本の電話番号をゲットする主な方法

日本に一時帰国した際、これまで空港でプリペイドSIMを購入していた人も多いと思うが、プリペイドSIMでは永続的な電話番号をキープできないものがほとんど。上記の理由から、日本の携帯電話番号は必須とも言えるが、海外永住者の場合は、どうやって日本の携帯電話番号を取得すればよいかご存知だろうか?

大手キャリアの格安SIMをネットで契約する

最も手軽なのが、格安SIMをネットで契約することだ。
オンラインでの契約かつ大手キャリアが販売しているSIMは、eSIMといって、物理的なSIMカードが不要のSIMを契約できる
空港到着後、早ければ5分以内で日本の携帯電話番号が利用できるようになるほか、現地国のSIMを抜かなくて良いという利便性もあり、eSIMの利用者が急増している。
また、各キャリアとも、かつてのように「2年縛り」といったキャンセル要件が撤廃されているため、短期で帰国する人も気軽に契約・解約ができるのも嬉しい。

空港で携帯電話をレンタルする

日本の主要国内空港では、携帯電話をレンタルできる。格安SIMの契約が面倒という人は利用すると良いだろう。ただ、レンタルの場合は、必ず返却を忘れないよう、返却当日は早めに空港に行くことをお勧めする。
また、受け渡し手数料(多くは2000円程度)も必要になるので、格安SIMよりも割高になることに留意しよう。

空港で通話機能ありのプリペイドSIMを購入する

3GBで3000円程度〜8000円程度までとかなりコスパは悪いが、空港でも通話機能のあるプリペイドSIMも売っている。
ほとんどのものがデータのみのプリペイドSIMなので、見つけるのが難しいかもしれないが、カウンターで聞いてみると良いだろう。

期間縛りなし&解約自由の大手格安SIMおすすめ3選

さて、ここまでで一時帰国で日本の電話番号を持つには、各キャリアの格安SIMを利用するのが一番お得だということが分かってもらえただろう。
とはいえ、日本の格安SIMの種類は非常に種類も多く、各サービスによって料金やデータ容量、特典などがまちまちだ。
では、ここからは実際にどのキャリアのどのサービスを利用すれば良いかについて、各社の格安SIMをランキング形式で紹介する。

LINEMO:月額990円&ソフトバンクの爆速通信で格安SIM一番人気!

LINEMO

LINEMOは国内の格安SIMランキングでも常にトップを行く、ソフトバンクの格安SIM。
とにかくデメリットが少なく、特典が多いことが特徴で、ドコモに次ぐ通信速度を誇り、日本全国くまなく(一部僻地を除く)利用できるのが特徴。
特に一時帰国者や海外によく行く人にとってのメリットは列挙すると以下のようなことが挙げられる。
申し込む際には、日本最大の提携店舗数を誇るキャッシュレス決済アプリ「PayPay」(無料)も同時にインストールしておくと便利だ。

  •  実質3ヶ月無料キャンペーンが永続的:キャッシュレス決済アプリのPayPay(無料)を利用することで、基本料金990円分(ミニプラン)の半年分に加え、海外居住者がよく使うミニプランを新規で申し込めば、PayPay利用で最大6000円(約半年分)が、PayPayポイントとしてキャッシュバックされるため、一時帰国の場合なら滞在時は実質基本料金が無料となる(2024年1月現在、無料キャンペーン実施中)
  •  追加申し込みで3000円分ポイント還元: 家族や自身用に、1回線追加することでPayPayポイントで3000円分
  •  新規電話番号または他社からの乗り換え契約で3000円〜1万円相当還元: 新規の電話番号で契約なら3000円、ソフトバンク系列以外のキャリアからの乗り換えで、1万円分のPayPayポイントがプレゼントされる。
  •  PayPayポイント20%還元: 加入プランにかかわらず、PayPayポイントが最大20%還元される。つまり、LINEMO加入後、PayPayを利用して買い物などを1万円した場合、2000円分のポイントが還元される。

詳しくはこちらの記事を参照してください。

LINEMO

ahamo:安定のドコモで、シンプルな20GB月2970円



通信の安定性と広域性はさすがといえる、ドコモの格安SIM「ahamo(アハモ)」。
キャンペーンなども少なく一時帰国者にとって、大きなメリットはないが、旅行などで離島などの僻地に行く場合はつながりやすさで選ぶ人も多い。

楽天モバイル: 楽天モバイル: データ無制限は魅力!ただ、電波繋がらない問題も?

楽天会員には人気の楽天モバイル。
データ無制限は嬉しいが、残念ながらエリアカバー率は3大キャリアにはかなり劣るという事実は否めない。
筆者は2023年1月時点で、東京・品川の地下の居酒屋に入った途端に電波が入らなくなったことを目撃している。
データ無制限なので、あまり家から外に出ない高齢者や子ども用には良いかも。



【まとめ】安さ+通信快適度+コスパで考えればLINEMO!

さて、ここまで格安SIMの大手3社を紹介してきた。
以下に各スペックをまとめた比較表を載せておくので、参考にしてもらいたい。

LINEMO



料金(税込)〜3GB:990円
〜20GB:2,728円
※LINEギガフリーなのでLINEは無制限
~3GB:1,078円
〜20GB:2,178円
20GB〜:3,278円
20GB :2,970円
通信速度

下り:68.89Mbps
上り:16.33Mbps


※データ容量を使い切って速度制限がかかってもその速度は最大1Mbps(スマホプラン)が出るので、やや遅く感じるがネット利用は可能

下り:38.26Mbps
上り:20.83Mbps
下り:78.58Mbps
上り:10.97Mbps


※データ容量を使い切って速度制限がかかってもその速度は最大1Mbps(スマホプラン)が出るので、やや遅く感じるがネット利用は可能

音声通話・LINE通話かけ放題(無料):データ消費なしでビデオ通話や動画や画像、ファイルの送信も無制限で利用できます。

・通話準定額:1回あたり5分以内の国内通話が無料になるオプション(月額550円)
・Rakuten Link:月額1100円で国内通話かけ放題(1回10〜15分)・5分まで:無料
・5分経過:22円(税込)/30秒
最新機種販売スマホ端末の販売なし最新機種販売ありだが、円安なので海外在住者には割高感あり
特典・ミニプラン基本料最大8ヵ月間実質無料キャンペーン
・新規または他社から乗り換え(MNP)でPayPayポイント1万円相当分プレゼント
・PayPayポイント20%還元
など特典多数
・家族、友人への紹介で楽天ポイント7,000ポイント還元

ほか、楽天会員ならではのキャンペーン・特典多数
dポイント特典あるが少ない
eSIM利用可利用可利用可
家族割なしなしなし
海外通信世界対応ケータイ(無料)、海外あんしん定額でプラン内で無料

※新規の場合は5ヵ月間の継続利用が条件
2GBまで通常料金(無料)。
データチャージは1GBあたり550円
20GB内で無料
必要書類・eSIMならパスポートだけでOK!(2020年3月以前の場合)
※その他日本の運転免許証やマイナンバーカードなら追加書類不要

パスポートでの申込は追加書類が必要(住民票または日本の住所が分かる公共料金請求書書など)。
※日本の運転免許証やマイナンバーカードは補助書類は必要なし。
・日本の運転免許証
・マイナンバー
・在留カード
ほか
公式HPLINEMO
詳細はLINEMOの公式サイト(https://www.linemo.jp/)でご確認ください




いかがだっただろうか?
一時帰国する人は、日本での滞在期間や目的がさまざまだけに迷うところもあるだろうが、この大手3社を比べてみると、やはりLINEMOが通信エリア、速度、特典という消費者のツボを抑えていることがわかる。
特にLINEMOだけが、パスポート(2020年3月以前の場合)だけでeSIMの申し込みができるため、日本の空港に到着してすぐに利用できるというのは一時帰国者にとってはメリットとなる。
いずれにしても、帰国前には、よく比較検討してから決めよう。

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