一時帰国におすすめのSIMカード|日本滞在1ヶ月以上の海外在住者にも便利
本記事では、海外在住者が日本へ一時帰国する際におすすめのスマホ用のSIMカード(またはeSIM)を紹介・比較しています。
特に、一時帰国でおすすめのSIMカードは、LINEMO、楽天モバイル、ahamo
(NTTドコモ)です。これらは、eSIMというSIMを採用しており、海外在住者が現地のSIMカードをスマホに挿入したまま、日本の携帯電話番号を持つことができます。また、日本の空港に到着後、申込〜開通までが最短5分程度でできるため、日本の電話番号で即日、電話ができます。
ただし、SIM選びはソフトバンク、楽天、ドコモなどプロバイダの特長や特典によって通信速度や通信エリアが変わってくるので、日本国内の滞在期間によって、変わってきます。
外務省の統計によれば、2022年10月1日現在、海外に在留する日本人の総数は130万8515人で、前年比約2.7%の減少となりました。しかし、2023年には日本でもコロナも収まり、23年10月の訪⽇外客数は、2019 年同月比100.8%の251万6500人となり、コロナ前の2019年同月を超えました。これは、海外在住者が日本に一時帰国する人も急激に増えてきたことも示しています。
そんな中、一時帰国する人の多くが、日本に到着後一番にぶつかる壁がスマホのSIMカード選びです。日本のSIMは種類が多すぎて、どれを選んで良いか分からないという人が多いのが現状のため、空港でプリペイドSIMを購入してしまう人が多いようです。
空港でもプリペイドSIMを購入できますが、プリペイドのSIMカードは外国人観光客向けで、一様に割高です。そこで今回は、日本に一時帰国する海外在住者にとって一番お得で便利なSIMについて厳選し紹介します。
目次
1. 日本の一時帰国でスマホを使うなら「格安SIM」「プリペイドSIM」「モバイルWiFi」の3択
2. 格安SIMカード:一時帰国が1ヶ月程度以上の人向け
2-1. ①LINEMO:LINE無制限で月990円&高速・広域で格安最強のソフトバンク系列
2-2. ②楽天モバイル:楽天会員にオススメ! データ定額無制限
2-3. ③シンプルプランのAhamo ー NTTドコモならではの高速+エリアは最高級
2-4. 一時帰国最強SIM比較 LINEMO vs 楽天モバイルvs Ahamo早見表
3. 滞在10日未満なら空港のプリペイドSIMカードがお得?
4. 一時帰国にも便利!「eSIM」とは?
4-1. eSIMの購入方法と設定手順
5. SIMとポケットWiFiどっち? メリットとデメリット
6. 一時帰国時はプリペイドSIMか?契約型?かを迷っている方へ
6-1. 日本人は1ヶ月平均約9GBを利用している
7. まとめ:日本人の場合は、プリペイドよりもLINEMO(契約型SIM)が一番お得
日本の一時帰国でスマホを使うなら「格安SIM」「プリペイドSIM」「モバイルWiFi」の3択
海外在住者が日本に一時帰国する場合は、SIMカード(またはeSIM)の選び方が重要です。ほとんどの人が以下の3つの方法を取ります。
- ①解約自由な契約型格安SIMを買う
- ②モバイルWiFiをレンタルする
- ③外国人観光客用のプリペイドSIMを買う
いずれも、各々特徴がありますが、近年では従来の2年契約の縛りが撤廃され、①解約がいつでもできる契約型の格安SIMカードが人気です。
格安SIMはソフトバンク、楽天、ドコモといった大手キャリアから、海外在住者にはなじみのない中小キャリアまで、2023年11月現在では24社あり、各々に複数のプランがあるため、比較が難しいというのが現状です。
また、②空港で販売店や自動販売機で購入できるプリペイドSIMは、基本的には外国人旅行者向けとなっていますが、すぐに手に入るのが特徴です。ただし、ギガ数など全般的にサービスは割高なので、短期間の滞在者向けと言えるでしょう。
③モバイルWiFiは、1度に複数の台数を繋げられるので、家族やカップルなど複数人で同時に使うなら、SIMに代わるお得な方法と言えるでしょう。
日本での滞在期間別おすすめSIMタイプ
滞在パターン | SIMタイプ | ポイント |
短期(10日未満) | プリペイドSIM・契約型格安SIM | プリペイドSIMはかなり高額・契約型SIMでもいつでも解約できます。 |
中・長期(2週間、1ヶ月以上) | 契約型SIM | 契約型SIMを上手に使いこなし、ポイントも貯められます。 |
そこで、今回は「海外在住者が、SIMフリーのスマホを日本に持ち込む</ strong>」という体で、そんな人たちにオススメのSIMプランを紹介します。
結論的にオススメとなる、LINEMO、ahamo、楽天モバイルをお考えの方は、こちらの記事に飛んでください⇓
格安SIMカード:一時帰国が1ヶ月以上の人向け
クリスマスホリデーや日本の夏休み(お盆)などで1ヶ月以上の一時帰国となると、プリペイドSIMではデータ容量的に無理がある</ strong> でしょう。
そもそも訪日外国人観光客用のSIMカードは割高ということもあり、大手キャリアが出している格安SIMを契約するのがお得です。
現在は契約期間の縛りがないサービスが主流です。中でも、日本の電話番号をキープでき、eSIM利用でデュアルSIM(現地国のSIMは差したまま使える)のLINEMO、ahamo、楽天モバイルが大手キャリアの格安SIMサービスなのでおすすめと言えます。
①LINEMO:LINE無制限で月990円&高速・広域で格安最強のソフトバンク系列
通信エリアと高速通信に定評のあるソフトバンクループで最安値のSIMとしてオススメなのがLINEMO。
契約期間の縛りがない、海外でも利用が可能という点がうれしいLINEMOの特徴は、 通信速度や通信エリアで楽天モバイルを圧倒 している点です(下記比較表を参照)。
通常のミニプランは 月額3GBで990円と業界最安値級</ strong> となっています!
また、3GBまでの ミニプランなら実質半年間無料</ strong> となります。
3GBで990円なら、わざわざ訪日外国人観光客用のSIMを買わなくても、2週間未満の短期滞在でもとりあえずLINEMOでOKでしょう。
帰国前に、解約すればよいのですから。
プランは3GBプランと20GBプランの2つ。
容量がオーバーした場合も追加料金不要で、ネット速度の鈍化はあるものの、ネットがまったく使えなくなるわけではありません。
なので、WiFiをメインで使うなら3GBのミニプラン、普通に使いたければ20GBのスマホプランにすれば、短期の人でもストレスなく利用できます。
正直20GBあれば日常生活は問題ありません。しかし、3GBだとやはり苦しいので、3GBのミニプランは、親が管理できる子ども用がオススメと言えます。
また、ソフトバンク・グループだけあって、PayPayポイントを最大6ヵ月間プレゼント</ strong> してくれる点も見逃せません。
LINEMOを使うなら、日本最大のオンライン決済アプリ「PayPay」も合わせてダウンロードしましょう。
詳しくはこちらの記事を参照してください。
【プランデータ】
●プラン名
ミニプラン(3GB)、スマホプラン(20GB)
●料金
データ通信量 | 月額(税込) |
3GBまで | 990円 |
20GBまで | 2,728円 |
LINEMOだけのお得キャンペーン実施中!
- 実質3ヶ月が無料: LINEMOでは2023年12月20日まで、新規でミニプランに申し込んだ人や他社乗り換えで、月額990円分のPayPayポイントを最大3ヶ月間無料プレゼントしています。また、データは新規から3ヶ月間は3GB増量の6GB利用できます
- 新規電話番号または他社からの乗り換え契約で3000円〜1万円相当還元: 新規の電話番号で契約なら3000円、ソフトバンク系列以外のキャリアからの乗り換えで、1万円分のPayPayポイントがプレゼントされます。
- 複数回線申込で3000円分プレゼント: 家族などに、もう1回線追加するとPayPayポイント3000円分を還元
- 通話オプション割引キャンペーン: 5分以内の国内通話が無料になる通話オプション「通話準定額」(税込550円/月)※1がLINEMOご契約月を1カ月目として7カ月目まで無料で利用できます。
LINMOを使う場合には、スマホ決済アプリ「PayPay」も合わせて使うと便利です。
②楽天モバイル:楽天会員にオススメ! データ定額無制限
出典:楽天モバイル公式HP
テレビやYouTubeのCMで知られる楽天モバイル。
特徴はデータ無制限(月額3278円)です。
グループ本体の楽天が株価を大きく下げ、一時紛糾した楽天モバイルですが、楽天会員からの支持は厚く、2023年11月には契約数600万件を超えました。
ただし、通信エリアと電波が依然として弱いのが問題です。
例えば、筆者は2023年1月、楽天モバイルユーザーの友人と品川の居酒屋に入りましたが、その店で通信不可になったのです。これは正直、驚きでした。また、最近でも以下のような状態のようです
品川では遅いなー#楽天モバイル #品川 pic.twitter.com/ixc7zX38LD
— Yamato@Dell Technologies Tech Instructor (@lab8010) December 15, 2023
そのため、楽天市場の会員や楽天カードを持っている楽天のヘビーユーザー限定でのオススメと言えます。
③ahamo:安心のNTTドコモの格安SIM/高速+エリアは最高級
出典:ahamo公式HP
ahamo(アハモ)は、NTTドコモの格安SIMです。
20GBで月額2970円というシンプルなワンプランなので、プランで迷うことはないでしょう。
ただし、ギガ数料金ともに他社と大きな差はなく、他社との比較は必須といったところ。「ahamo大盛り」プランでは100GB、4950円という特別プランもあります。
特徴としては、業界最大手のNTTドコモという点で、通信エリアは全国くまなく幅広く、離島などでも5Gの高速通信が可能というところ。一時帰国で日本を訪れた場合は、国内y旅行に出かける人も多いはずなので、その際には有効でしょう。
また、ドコモdポイントが貯まるなどの特典もあります。
LINEMO vs 楽天モバイル − 特徴の早見表
このように、楽天モバイルとLINEMOは、楽天派かソフトバンク派かによって好みが2分するところです。そこで、わかりやすい比較表を作ったので、そちらを参考にしてみてください。
料金(税込) | 〜3GB:990円 〜20GB:2,728円 ※LINEギガフリーなのでLINEは無制限 | ~3GB:1,078円 〜20GB:2,178円 20GB〜:3,278円 | 20GB :2,970円 |
通信速度 | 下り:68.89Mbps 上り:16.33Mbps ※データ容量を使い切って速度制限がかかってもその速度は最大1Mbps(スマホプラン)が出るので、やや遅く感じるがネット利用は可能 | 下り:38.26Mbps 上り:20.83Mbps | 下り:78.58Mbps 上り:10.97Mbps ※データ容量を使い切って速度制限がかかってもその速度は最大1Mbps(スマホプラン)が出るので、やや遅く感じるがネット利用は可能 |
音声通話 | ・LINE通話かけ放題(無料):データ消費なしでビデオ通話や動画や画像、ファイルの送信も無制限で利用できます。 ・通話準定額:1回あたり5分以内の国内通話が無料になるオプション(月額550円) | ・Rakuten Link:月額1100円で国内通話かけ放題(1回10〜15分) | ・5分まで:無料 ・5分経過:22円(税込)/30秒 |
最新機種販売 | スマホ端末の販売なし | 最新機種販売ありだが、円安なので海外在住者には割高感 | あり |
特典 | ・ミニプラン基本料最大8ヵ月間実質無料キャンペーン ・新規または他社から乗り換え(MNP)でPayPayポイント1万円相当分プレゼント ・PayPayポイント20%還元 など特典多数 | ・家族、友人への紹介で楽天ポイント7,000ポイント還元 ほか、楽天会員ならではのキャンペーン・特典多数 | dポイント特典あるが少ない |
eSIM | 利用可 | 利用可 | 利用可 |
家族割 | なし | なし | なし |
海外通信 | 世界対応ケータイ(無料)、海外あんしん定額でプラン内で無料 ※新規の場合は5ヵ月間の継続利用が条件 | 2GBまで通常料金(無料)。 データチャージは1GBあたり550円 | 20GB内で無料 |
必要書類 | ・eSIMならパスポートだけでOK!(2020年3月以前の場合) ※その他日本の運転免許証やマイナンバーカードなら追加書類不要 | パスポートでの申込は追加書類が必要(住民票または日本の住所が分かる公共料金請求書書など)。 ※日本の運転免許証やマイナンバーカードは補助書類は必要なし。 | ・日本の運転免許証 ・マイナンバー ・在留カード ほか |
公式HP | 詳細はLINEMOの公式サイト(https://www.linemo.jp/)でご確認ください |
空港で買えるプリペイドSIMは外国人旅行者用
数日〜10日未満の滞在の場合は、従来通りの訪日外国人用のSIMカードで十分という人もいるかと思います。これは、日本に一時帰国する海外在住者の場合、日本国内の観光目的の人が多いため、利用期間も数日間から15日程度までのものが主流となっているためです。
しかし、訪日外国人用のプリペイドSIMはやはり、かなり割高なのは、こうした短期滞在用のSIMは外国人をターゲットにしているからであり、日本人はいわゆる大手キャリアのSIMを利用したほうが圧倒的に安くて通信速度も速いということを知らない人が多いためです。
日本では、かつてのような「2年縛り」契約は撤廃されました。いつでも、自由に契約できるのです。
また、格安プランで申し込み、上位プランに上げたり、格安プランに下げたりすることも自由にできるようになりました。これを知らない人たちは、けっこう損をしているのです。
一例として、以下のSIMプランを見てみましょう。
「Docomo プリペイドSIM 無制限 30日 日本 sim プリペイド データ専用」
まず、7日間で500MGでは、データ容量が少なすぎます。
おそらく1、2日で使い切るのではないでしょうか?
30日で5GBなら、問題ないという人もいるでしょうが、3,600円は高すぎますね。。。
30日なら、20GBはほしいところ</ strong> です。
【主なSIMプラン】
●プラン名
・ギガ無制限:通信可能期間30日間
●料金
500M:1980円
5GB:3580円
●購入リンク
成田・関空のSIMカード自販機売り場
とはいえ、短期間での出張などで今すぐSIMカードがほしいという人にはプリペイドSIMがオススメです。
ここでは、成田国際空港と関西国際空港のSIMカード自販機売り場を紹介します。
成田空港のSIMカード自販機売り場
関空のSIMカード自販機売り場
1階国際線到着フロア
パロットビーク、関西国際空港・大阪国際空港(伊丹空港)に、訪日外国人旅行者・海外渡航者向けSIMカード自動販売機を計5台設置 https://t.co/fcRDo7iCie pic.twitter.com/sfxus9doMC
— 観光経済新聞社【公式】 (@kankokeizai) August 13, 2023
eSIMとは? 主回線のSIMカードを挿入したままで使える
SIMカードが小さいため紛失した! という人も多いのではないでしょうか? 現在はほとんどがnanoSIMと呼ばれる極小なSIMカードが使われています。
下の動画の通り、入れ替えもやや面倒くさいと思うことかと思います。
特に一時帰国で空港に到着した際には、居住国のSIMカードがまだスマホに入っている状態です。
空港でプリペイドSIMを買いSIMカードをを取り替えたはいいけど後で、居住国の大事な方のSIMカードを失くしたという話も聞きます。
そんな時、便利なのがeSIMです。
eSIMは、物理的なSIMカードを必要とせず、ネットで契約すればSIMカードの取り替えをせずに利用できるSIM </ strong> のことです。5G時代に普及しつつあるeSIMであれば、SIMカードを失くしたなんてこともなくなります。
本記事で紹介しているLINEMO、楽天モバイル、ahamo、J:COMはともにeSIMを採用しているので、日本到着直後に空港で申し込みをすれば、最速5分程度(LINEMOの場合)で日本の電話番号が使えるようになります。
eSIMの購入方法と設定手順(LINEMOの場合)
では、実際に、一時帰国して日本の空港に到着してから、eSIMで日本の格安SIMを契約・購入から利用するまでにどのようなステップが必要か、LINEMOを例に見ていきましょう。
①まずはスマホで空港のフリーWiFiにつなげる
成田国際空港や関西国際空港などの主要国際空港では全域でフリーWiFiが使えます。ただし、日本のフリーWiFiは海外のものより弱く遅いため、WiFi接続状況が不安定な場合は自宅やホテルで行うことをオススメします。
②ブラウザからLINEMOにアクセス
LINEMOのeSIMでの申込みは完了まで最速約5分です。SIMカードかeSIMかを選択する項目があります。SIMカードの場合は配送に1、2日かかります。
③パスポート(2020年3月以前の申請のもの)を用意する
2020年3月以降の新パスポートをお持ちの方は、日本の運転免許証、運転経歴証明書、マイナンバーカードのいずれかの本人確認書類が必要です。
④案内に沿って、申込み、審査を待つ
⑤「LINEMO かんたんeSIM開通」アプリをダウンロード
以下の画像からQRコードをスキャンしてください。
⑥再起動し、アプリからLINEと連携して開通完了
ここまで約1時間程度です。
SIMカードとモバイルWiFiどっちが便利? メリットとデメリット
さて、家族やカップルなど複数人で同時にネットを使う場合には、やはりポケットWiFiをレンタルする方が便利と言えます。
ポケットWiFiは主に5〜10台のデバイスを同時に接続でき、かつ費用はSIMと同等程度となっています。
1人の場合でもラップトップやタブレットなど複数のデバイスを同時にネット利用する場合は、ポケットWiFiの方が経済的でしょう。利用する場合は、5G+大容量のポケットWiFiがおすすめです。
アマゾンなどで購入して実家などに送っておけば、その日から使用できるほか、成田・羽田や関空など主要な国際空港でレンタルできるものもあります。。
ポケットWiFiのおすすめについては、こちらの記事を参考にしてみてください。
ただし、自宅(実家など)やホテルだけでネットを利用するならば、WiFiを利用すればSIMもギガ数の少ないもので良いでしょう。iPhoneやスマホを使うのはだいたい外出中という人にとっては、毎回、ポケットWiFiを持ち運ぶのは面倒という人もいるでしょう。
そういう場合は、プリペイドSIMカードの方がお手軽です。
ポケットWiFiの通信速度については一概に比較できませんが、「LTE」対応のものを選べば、都市部ではまず問題なく使えます。
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日本の滞在スタイル別おすすめSIMカード
今回紹介したLINEMOだけじゃなく、日本にはさまざまな契約型の格安SIMがあります。それだけに、海外で生活する人たちが一時帰国すると、日本でスマートフォン(iPhoneやAndroidなど)を利用する際、契約型SIMとプリペイドSIMのどちらを選ぶべきか悩むのです。
契約型SIMとは、いわゆる一般的に使われている月額を支払って利用するSIMのことです。
プリペイドSIMは空港などで販売されているSIMを購入し、使う前に金額をチャージするタイプのSIMです。 それぞれの選択肢には、メリットとデメリットが存在しますが。以下に、契約型SIMとプリペイドSIMの特徴について解説します。
契約型SIMの特徴:
- 安定した通信:契約型SIMは大手キャリアのサービスであり、月々の料金を支払うことで、安定した通信品質と高速データ通信が提供されます。安定した通信と速度は一時帰国時の旅行やビジネスでも重要です。
- 利便性:常に利用可能な通信が確保されるため、急な予定変更や連絡事項の受信に対応しやすくなります。また、友人や家族とのコミュニケーションもスムーズです。
- 特典多数:契約型SIMプランには他サービスやアプリと連動することで無料または割引特典などの追加サービスがあります。例えば、国際通話料がお得なプランなどがあります。
- 解約がいつでもOK:2020年の総務省改革により、ほぼすべての契約型SIMが格安化、また解約がいつでもできるようになりました。海外永住者の場合は短期でも解約できるほか、日本の電話番号をキープしておきたい人にとっても便利です。
プリペイドSIMの特徴
- 1.予めチャージが必要: プリペイドSIMはあらかじめ通信料をチャージする必要があります。料金が切れると通信ができなくなるため、定期的なチャージが求められます。
- 2.シンプルに割高:プリペイドSIMの主な期間は7日、15日、30日ですが、契約型SIMの価格と日割り比較すれば一目瞭然で割高であることがわかります。これは、訪日外国人旅行者向けであるためで、日本人には向きません。
- 3.データ容量制限: プリペイドSIMのプランにはデータ容量の制限が設定されており、制限を超えると通信速度が急激に低下するか通信が遮断されることがあります。
- 4.継続的な管理が必要: オートチャージやデータ使用量の監視など、自己管理が求められます。
特に、一時帰国の期間中は手間がかかることも考慮すべき点です。
一時帰国する人は長期または年に複数回が過半数以上
このように見ると、昔は空港で高い料金を支払ってプリペイドSIMを買うよりは、オンラインで契約すれば30分以内に使えるようになる契約型SIMの方が格安で便利だと言えます。 しかし、一時帰国するのは年に1回という人が約4割以上と多数で、格安SIMを契約するのが本当に便利?と疑問に思う人も多いかもしれません。<
しかし、一時帰国する時期は、日本の夏休みや年末年始という長期型が圧倒的多数です。また、年に複数回、一時帰国する人も過半数です。年末年始の場合、海外の多く企業がもクリスマス・ホリデーということで長期休暇が取りやすくなっており、1ヶ月以上滞在する人が多く、また、家族帯同者の場合は、夏休みにサマースクールや塾の夏期講習など子どものイベントに合わせて一時帰国するケースが多いため、長期の一時帰国となるようです。
そうなると、やはり、解約が自由にできる契約型SIMの方がプリペイドSIMよりも便利ということになるでしょう。
日本人は1ヶ月平均約9GBを利用
ICT市場専門のリサーチ・コンサルティング企業・MM総研の調査によれば、日本人の1ヶ月におけるモバイルデータ通信の平均データ使用量は8.95ギガです。
しかし、この数字は2021年12月現在の調査であり、この時期はコロナ禍。あまり外に出られず、自宅のWiFiを利用していた人が多く、現在はもっとモバイルデータを使っていることが予想されます。
また、同調査によれば、75.4%の人が7GB以内という結果が出ています。 とはいえ、一時帰国の場合、会食や旅行など外出機会も多く、スマホを利用する機会は一般の国民よりもかなり上回ることが予想されます。 そのため、1ヶ月滞在予定の人なら、最低でも10ギガを目安に考えるのが妥当と言えそうです。
まとめ:一時帰国の日本滞在期間に関係なくLINEMOか楽天がおすすめ
さて、さまざまな角度から、一時帰国におけるSIMカードを紹介してきました。
まとめると、当サイトのオススメとしては、LINENOもしくは楽天モバイルとなりました。その理由を簡単にまとめるとこうなります。
・プリペイドSIMカードは割高
・海外居住国に戻る際でも月額990円 − 居住国に変える前にプラン変更をすればOK。滞在時は20GBあれば通常の大人は、デザリングを軽く含めても十分
・今申込めば4ヶ月(楽天モバイル)〜12ヶ月(LINEMO)間は実質無料のキャンペーンが続いている
・楽天モバイルは楽天市場など併用で最大ポイント6倍、LINEMOならPayPayポイント1万円分(新規または乗り換え)などのポイント還元がある
・LINEMOはLINE使いたい放題、楽天モバイルは国内通話が一部無料に
・海外での利用も月額オプションが不要
・契約〜解約もネットで完結:ただし、海外からの解約はできないのでご注意を
・SIM交換不要のeSIM
詳しくは以下の公式ホームページをよく読んでもらえればと思います。
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