オーストラリアで銀行口座を開設するのに最もオススメの銀行はどこか?
物価高のオーストラリアにおいてオススメの銀行は?
ここ数年、日本で「オーストラリア」に関するトピックと言えば、
G20最高レベルとも言われる「物価高」のことばかりだ。
先月も「やよい軒」のシドニー店では塩サバ定食が2500円もするという記事がヤフー・トピックスに紹介されたほど、オーストラリアはとにかく物価が高いのである。
そのせいか、日本のメディアでは、やれコーラが360円だ、やれ家賃は東京・銀座並みだなどと書き立てられ、
オーストラリア移住を希望している人や長期滞在を計画している人にとっては、マイナス要素ばかりが取りざたされているように思える。
しかし、英語圏の国の中ではトップクラスに治安が良く、
シドニーなどの東海岸なら日本との時差もわずか1時間で、
世界一住みやすい国ランキングで毎年上位にランクされるオーストラリアは
海外移住希望者にとっては、まだまだ捨てがたい国と言える。
そんな中、物価高のオーストラリアで直面するお金のことについて、
心強い味方となってくれるのが「銀行」だ。
オーストラリアの銀行は外資系を含めても30程度しかなく、
4大銀行と呼ばれる「WESTPAC」「NAB」「Commonwealth」「ANZ」の寡占状態とも言われている。
しかし、近年ではインターネット・バンキングが普及し、
店舗数の少ない地方銀行でもサービスの拡充が見られるなど、
一概に4大銀行に申し込んでおけば良いと言い切れるものでもなくなった。
そこで、独自の視点から日本人にとって最も頼れる銀行を探るべく比較表を作成してみた。
銀行のサービスや評価についてはさまざまな指標があるが、
特に「日本人にとって」というポイント(例えば、日本人スタッフの有無など)を重視して「4大銀行」を比較してみる。
※一部スマートフォンでは表が見にくい場合があります(PCだときれいに見ることができます)。
オーストラリアの4大銀行を日本人視点で評価
オーストラリアで「4大銀行」と呼ばれるのは、「WESTPAC」「NAB」「Commonwealth」「ANZ」の4行。
国内外に視点を持ち、経営状態も盤石と言われている4大銀行だが、近年は「不動産バブルの崩壊か!?」「定員理事台に突入か!?」など、金融でいい話がないせいか、オンラインバンクに人気を奪われつつある。
とは言え、オーストラリアに住む日本人の多くはこの4大銀行のいずれかのアカウントを持っているので、まずは、この4行から検討することをおすすめする。
※データ改定日:2019年3月14日
※各行のロゴをクリックすると本サイトにジャンプします。
※1万ドルを3年間預金した場合
その他の定期預金利率
ここでは、現地のあらゆる比較サイトの情報を基に、4大銀行を除いた優良銀行の定期預金金利を紹介する。
近年、オーストラリアでもインターネット銀行や外資系の銀行の方が利率は有利となっている。
ただ、ここ数年でも定期預金の金利は下がってきているだけに、インデペンデント系の銀行にはやはり不安が残るのも否めない。
※1万ドルを1年間預金した場合
※2019年4月14日改定
順位 | 銀行名 | 利率 |
1 | ME Term Deposit | 2.75% |
2 | Firstmac Term Deposit | 2.65% |
3 | MyState Bank Online Term Deposit | 2.60% |
4 | UBank Green Term Deposit Account | 2,55% |
日本人にとって最も頼れるオーストラリアの銀行は?
さて、銀行選びの指標には、このほかにも各種ローン利率などもあるが、メインバンクを決めるには、長年付き合いやすい銀行を選ぶことが重要となる。
こうしたことも含め、総合的に考えると、
オーストラリアに長期滞在または移住・永住者にとって最も頼りがいのある銀行は、
日本人従業員が複数在籍し、ATM数なども多く点在し、大手銀行の中では金利が高めという点から鑑みて、
「Westpac」が一番バランスが取れているというのが本稿での結論だ。
もちろん、これは一意見なので、自分にあった銀行を探すならば、
ローンや金利、カスタマーサービスなどさまざまな角度から考察してから口座を作ると良いだろう。
また、日本支店のある銀行も多くあるが、日本支店と現地支店ではサービス内容が大きく異なる場合も多いので、
できれば現地の支店に問い合わせるのが正しい情報の入手方法だと言えるので覚えおこう。
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