花粉症にめっちゃ効く!抗ヒスタミン薬「ジルテック」は日本に持って帰れるのか?など豪州の花粉症対策について

日本では3月ごろになると、世間の話題は「花粉症」一色になるといわれるくらい、国民的なアレルギー症状である「花粉症」。

花粉症の人口は日本では4人に1人(約3300万人)とも言われ、冬から春にかけての季節は、街中にマスクをする人が目立つようになる。

そんな中、日本では卒業や新学期などを控え、オーストラリアに留学する人の数も増加する季節となるわけだが、花粉症を持っている人にとって気になるのは、「オーストラリアにも花粉症ってあるの?」というところだろう。

残念ながら、せっかく日本を脱出してもオーストラリアにも花粉症はある。むしろ、花粉の種類は日本よりも多いかもしれない。

そこで、今回はオーストラリアの花粉症の実態について解説してみるので、アレルギーをもちつつオーストラリアに来る予定のある人は一読してもらいたい。

オーストラリアの花粉症について

花粉症は英語で「pollen allergy」と辞書にはあるが、オーストラリアでは一般的には「hay fever(干し草熱)」と呼ばれている。

これは、花粉によるアレルギーよりも草におけるアレルギーの方が一般的であるためだ。

豪州クリネックス社によると、オーストラリアの花粉症の関する基本情報は以下の通りとなる。

  • 豪州の花粉症患者は約300万人(8人に1人)
  • 花粉症はぜんそくなど気管支系の重い病気を引き起こす可能性がある
  • 花粉症の人は慢性鼻炎などにかかりやすくなる
  • 花粉症にかかると疲れやすくなったり、体調がすぐれなくなったりする
  • 重度の花粉症にかかった子供は学習や運動の能力においてモチベーションの低下がみられる

ちなみに、オーストラリアで最も””アレルギーな都市”はアデレードで、最もアレルギーにかかりにくい都市はシドニーだそうだ。

Hayfever-chart
グラフ:Roy Morgan Research

オーストラリアの花粉症カレンダー

オーストラリアには数多くの種類の植物が生息しているため、1年中だいたいなんらかの花粉が飛び交っていると思っておいた方がいい。
その中でも飛びやすい時期は以下の通りだ。

7月下旬~8月初旬と3月・4月

日本とは真逆の季節となるオーストラリアでは、冬の終わりとなる7、8月は花粉が多く飛ぶ時期となる。また、オーストラリア固有種ではない北半球が原産の植物も多く生息しているため、3月~4月も注意が必要だ。

9月初旬~2月末ごろまで

オーストラリアではいわゆる「草本花粉」と呼ばれる草による花粉症が一般的だ。中でも最も多いのが、牧草などに使われる「ライ麦」。また、近年ではオーストラリア固有種ではない草本花粉によるアレルギーが多数報告されている。そのため、庭の雑草をかる作業の時などにはマスクとゴーグルの着用をオススメする。

さて、日本ほどではないが、オーストラリアにも花粉予報のサイトがある。天気予報サイト「WeatherZone」の中にあるページで、主要都市の花粉予報が都市名をクリックするだけで見ることができる。

 

オーストラリアの花粉予報

 

また、草木の種類別に細かく知りたい場合は、オーストラリアのアレルギー・免疫学の研究機関「ASCIA」が発表しているサイトで見ると詳細がわかる。オーストラリアで花粉症を引き起こしやすい木は「カズワリアナ(モクマオウ属)」と「オーストラリアン・オーク」ということらしい。

 

草木別花粉カレンダー

 

モクマオウ
モクマオウ科の木。日本でいう松に似た針葉が特徴的
オーストラリアン・オーク
公園にもよく植えられているオークは木登りなどして遊びやすい。花粉症を引き起こしやすいので、アレルギーの強い子供は要注意

オーストラリアで花粉症を防ぐには

豪州クリネックス社では「花粉症対策」についてもホームページでアドバイスを行っている。しかし、これが結構オージースタイルで笑えるので、以下に列挙しておく。

【オーストラリアで花粉症を避ける方法】

  • 暑くて風の強い日にはピクニックなどに出かけない
  • 花粉が飛びやすい時間帯(朝7時~9時と午後4時~6時)に草のある所に近づかない
  • オーストラリア固有種の植物を植える(花粉は蜂や鳥に付着して持って行ってくれる。外来種蜂や鳥が近づきにくいので飛散しやすい)
  • 紅葉するような外来種の木々のある公園には行かない
  • サングラスをかけて花粉が目に入りにくくする
  • ベッドに入る前には髪を洗って花粉を落とす
  • 寝具を洗う。特に枕カバー
  • 芝刈りや馬の餌やりはだれか違う人にさせる
  • この国に来ない!

 

花粉症に効くのはこの薬!

というわけで、オーストラリアでも花粉症は一般的な病気であることが分かっていただけたと思う。

そのため、薬局でも花粉症向けの薬はちゃんと売っている。冒頭のとおり、薬局では「Hay Fever(ヘイフィーバー)」の薬をくれといえば市販薬を出してくれる。

中でも一番効くのが「Zyrtec(ジルテック)」だと言われている。ジルテックは抗ヒスタミン薬に分類され、主成分は「セチリジン塩酸塩」。

 

Zyrtec(ジルテック)

 

「ジルテック」は持続性があるので、成人でも1日1回飲めば、多くの人が花粉症の症状を緩和できるだろう。 眠気または倦怠感の副作用があるとされているが、抗ヒスタミン薬の中では副作用は少ないと言われている。
ジルテックについて -花粉症.com

 

「ジルテック」は日本でも販売されており、「アレジオン20」
が一番効くとされている。

Amazonドラッグストアで「アレルギー性鼻炎・花粉ブロック」のカテゴリーでベストセラー1位となっているのでオススメ!

豪州の花粉症の薬は日本に持って帰れる?

さて、日本と海外では薬事法が違うため、持って帰れない薬もある点は念頭に入れておきたい。

このジルテックという薬の場合は日本でも市販薬として売られているため、日本に持って帰ることが可能だ。ただし、医薬品となるので、個人の場合、2か月分までとなる。

また、同様に日本から「アレジオン20」をオーストラリアに持ち込むことも可能だ。

その際には、包装箱に入れて成分が分かるようにしておくと良いだろう。もし、税関などで「これは何の薬?」と聞かれたら「ジルテック」と答えれば問題なく通してくれるはずだ。

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