格安航空会社(LCC)のジェットスターを利用して海外旅行をしようとした時、セールが出ているとうれしいが、そのセールの時期がいつなのか分かりづらいので困ったことはないだろうか?
また、セールの期間が2~3日と短すぎて、航空券を予約するべきかどうかで悩んでいる間に、希望日のチケットが売り切れたりすることもある。
特にジェットスター・オーストラリアでは日本行き関連のセールが年に数回開催されるため、オーストラリア在住者で一時帰国などを考えている人にとって、そのセールの動向は気になるところ。
ジェットスターのセールの時期がわかっていれば計画も立てやすいのだが、こればかりはどうしようもない。
海外旅行に行くと決めた際にはぜひとも利用したいジェットスターなどのLCCだが、セールの時期を逃すと、逆に高くつく感じがして行く気が失せてしまうということもしばしば。
さらに、スカイスキャナーやエアトリなど格安航空券の一括検索アプリでは、セールを知らせしてくれるわけではないので、セール料金がアプリに反映されていない場合もある。
そんな中、ジェットスター・オーストラリアと日本の間で航空券を爆安で予約することできる裏技のような手順があるようだ。
そこで、今回はジェットスターでオーストラリアと日本を往復するための爆安チケットのとり方について紹介する。
目次
ジェットスター・ジャパンの国際線の主なセール時期
ジェットスター・ジャパンでは定例のセールのほかに、就航記念セールや○周年セールなどのイレギュラーのセールが行われている。
多くのセールが日本の国内線向けのセールだが、定期的に行われている「スーパースターセール」では国際線のセールが時々行われている。
スーパースターセールでは、例えば「成田→ゴールドコースト」が9990円など、かなりの割引率が望めるのが特徴。
ジェットスター・ジャパンの「スーパースターセール」は2018年において合計30回行われており、そのうち3分の1程度で国際線のセールが含まれている。
このセールなどを利用するにはジェットスターの無料会員となるのがオススメ。セールが開催される前日あたりに先にお知らせしてくれる。
しかし、その他のセールは昔に比べると減ってしまった。近年でいえば、毎年7月3日ごろに日本線の就航を毎年祝う開催される「就航○周年記念セール」や新路線が開設された際に開催される「就航記念セール」が軸となっており、そこにイレギュラーの企画セールがちらほろと開催される程度となっている。
https://www.instagram.com/p/ByeqZazF2ha/
ジェットスター・オーストラリアの主なセールとその時期
ジェットスターはもともとオーストラリア資本の会社(親会社はカンタス)ということもあってか、毎週金曜日に行われるセールのほか、国内線や国際線も含めディスティネーション別のセールが行われるなど、セールは非常に豊富。そのせいか、日本行きのセールをスルーしてしまう人も多いと言える。
中でも、往復で予約すれば復路の航空券が無料となる「Return for Free Sale」や子供連れの人にとっては非常うれしい「Kids for Free Sale」などのセールは売れ行きが好調で、すぐに売り切れる可能性がある。
ジェットスター・オーストラリアの主なセール
Friday Fare Frenzy
毎週金曜日に行われるセール。概ねオーストラリア国内のセールが行われている。
セール時期:毎週金曜日
Kids Fly and Stay Free
2~11歳以下の子どもの航空券と宿泊費が無料となるツアーパッケージのセール。航空券のみの場合もあり、多くは国際線の海外旅行向けなので、日本に一時帰国する場合にも便利なセール。
セール時期:年に3回程度
※昨年度は11月(プーケット)、8月(ハワイ)、5月(国内)、2月(バリ)に実施
Return For Free
ジェットスター・オーストラリアのビッグセールの中でも多く発表されるのがこのセール。往復で予約すると、片道分が無料となる、半額セールのことで、特にバリ、ハワイ、日本など観光として人気の行き先に特化したものから、宿泊と一緒に申し込むパッケージ型など、年間さまざまな半額セールが行われている。
セール時期:年に4,5回程度
※昨年度は3月(パッケージ)、2月(ハワイ・パッケージ)、1月(日本)、10月(日本+全体)、9月(バリ)に実施
Our Birthday Sale
オーストラリア初のLCCであるジェットスター誕生を祝ってのセールは毎年5月1日に開催されている。同時に「Return For Free」のセールも行われているので、往復で予約するとよりお得になる可能性がある。
セール時期:毎年5月1日
Asia/International Sale
さまざまなセールがある中で日本が含まれるセールとして挙げられるのが「Asia Sale」。「Asia Adventure sale」や「International Sale」といった名称で不定期に発表されるセール。
セール時期:不定期
※昨年度は1月、3月、5月、6月、9月に実施
ジェットスターのセールが出たら、片道ずつで検索・予約すると安くなる!
さて、ここからが本記事の本文となる。
タイトルの通り、先日、成田とゴールドコースト感の往復を予約しようとした際、できるだけセールで購入したいと思いセールを待っていたわけだが、たまたまセールが発表されたので、格安航空券一括検索アプリやジェットスターのホームページなどを駆使して調べたところ、往復で買うよりも、ジェットスター・オーストラリア(https://www.jetstar.com/au/en/)とジェットスター・ジャパン(https://www.jetstar.com/jp/ja/home)で分けて購入するほうが安いことが判明した。
そこで、以下にその手順を紹介する。
今回予約をしようと考えたのは2019年10月15日~21日の成田ーゴールドコーストの往復だった。
ジェットスターのホームページよりフライト検索をかけたところ、以下のようになった。
【往路】成田→ゴールドコーストで25000円(これだけでも安いが)
【復路】ゴールドコースト→成田は36000円
しかし、実はこの期間、ジェットスター・オーストラリアでは、「Asia Adventure Sale」というセールが発売されていたのだ。
これは日本に住んでいて、いつもジェットスター・ジャパンのホームページで検索している人では気づかないのだ。
これは、上記にも示した通り、ジェットスター・オーストラリアの方が圧倒的に多くのセールを行っているため、このような現象が起こると考えられる。
セールの料金を調べてみると、ゴールドコースト→成田は249ドルで、ジェットスター・ジャパンの復路36000円とは大きな開きがあったのだ!
では、このように、セールの取りこぼしをしないようにするにはどうすれば良いのか?
以下に詳細な手順を紹介する。
1.メール・アカウントを2つ用意して、ジェットスター・ジャパンとジェットスター・オーストラリアで別々のメール会員を登録
2.ジェットスター・オーストラリアでセールが出た場合は、メールに届くので、セールのリンクをクリックして、ジェットスターオーストラリアのホームページに行く
3.まずは売り切れにならないように、帰りの便となる、ゴールドコースト→成田便を、「片道」で予約する<
※スマホの画面で紹介しています
4.「行き」の便は、オーストラリア・ジャパンとオーストラリアの両方を比較して、安い方を予約(為替も考慮)する
※Club Jetstarに入会しているか否かでも料金が変わるので注意しよう。
これで、今回は約1万5,000円ほどお得になった。できれば有料のクラブ・ジェットスターに入会しておくと、座席指定などでの割引があるので、さらにお得感が増す。
ジェットスターのセールで航空券を買う時の注意点とデメリット
このようにLCCで航空券を予約すると、かなり安く旅行に行けることが分かった。
しかし、そもそもLCCでセールが発生するのは、その便の空席が多く、LCC側としては叩き売りしてでも空席を埋めたいという意図があることを覚えておきたい。
そのため、セールの日程は学校の休みじゃない場合など、一般的に人気の時期ではないので、仕事の休みが取りづらいなどの場合がある。
また、空席が目立つ場合、ジェットスターなどはその便のキャンセルが出ることもあり、その場合には旅行の日程が狂ってしまう場合がる。
LCC側の都合でキャンセルになった場合は飛行機や宿泊を補填してくれる場合もあるが、この辺が格安航空券の怖いところでもあるので、できれば、そうした心の準備もして予約するようにしよう。
いずれにしても、セールのチケットはすぐに売り切れる場合があるので、旅行を考えている人はぜひともジェットスターのメール会員になっておくことをオススメする。
LCCでは預け荷物は重さによって追加料金が変わってくるので、軽量スーツケースを購入しておこう!
Comments are closed, but trackbacks and pingbacks are open.