海外在住者は日本のアプリがダウンロードできない?
海外在住者でも日本のアプリを使いたいと思う人は多いことだろう。
例えば、子どもに漢字の勉強をさせたいと考えている親御さんに人気の「ゆびドリル」は、総ダウンロード数46万以上という人気の漢字学習アプリで、海外在住の子どもたちにも日本語の勉強に役立ててもらいたいところ。
しかしながら、こうした日本発のアプリや一部のアプリが海外からはダウンロードできない場合がある。
そもそも、海外のApple IDを設定している場合は、日本のアプリがあまり検索できない。
さらに、日本のウェブサイトなどで見つけて、「これは欲しい!」と思ってそのリンクをたどってもダウンロードできないことがある。
これはアプリ側による地域規制や通貨規制があるためで、日本以外の国や地域に設定されている場合は、その国で販売されているアプリしかダウンロードできないことになっているのだ。
しかし、諦めることはない。
実は海外在住者でも、居住国のアカウントとは別に日本国のApple ID(iTunes Storeを使えるアカウント)を新規で作れば日本のアプリもダウンロードできるようになる。
そこで、今回は、海外在住者が日本のiPhone/iPadアプリをダウンロードする方法について図解する。
目 次
Apple IDの「国設定変更」を頻繁にしてはいけない理由
わざわざ新規のApple IDを作成しなくても、Apple IDの国設定を変更すればいいと思う人もいるかもしれない。
実際、Apple IDの変更は「設定」→「Apple ID」→「メディアの購入」→「国または地域」で簡単に変更できる。
しかし、「国または地域」を設定すると、日本発行のクレジットカードしか使えなくなる。
※逆の場合(日本設定で海外発行のクレジットカード)は使える。
日本発行のクレジットカードと海外発行のクレジットカードの両方を持っているので問題ないという人もいるかもしれない。
しかし、これまで使っていたApple Payなどの設定も変更しなければいけない人もいる。
また、海外アプリでサブスクリプションを使っている人は、これができなくなるので変更ができないシステムとなっているので注意が必要。
また、住所変更なども毎回設定し直すのは面倒だ。
このように、実際には現在のApple IDの国の変更をすることで、違う国のApple Storeにアクセスすることができるのだが、これをやってしまうと住所の変更なども行わないといけない。
となると、頻繁に切り替えをするのが困難かつストアクレジットの残高がある場合には、それも失うのでオススメできない。
新規Apple IDを作成する方法
そこで、海外在住者が日本のアプリを使いたい場合には、新規で日本用のApple IDを作っておけば、海外にいながらもサインイン/サインアウトだけでアプリのダウンロードが可能となる。
それでは、日本のiPhone/iPadアプリをダウンロードする方法について順に見ていこう。
1. パソコン(別デバイス)でApple IDを新規作成する
まずは準備として、新規Apple ID用のメールアドレス(GmailなどのフリーアドレスでOK)とiPhone(iPad)を準備しておこう。
ここでは分かりやすいように、現在使っているiPhoneやiPadではなく、パソコン(別のデバイス)で新規のApple IDを作ってみる。
iCloudにアクセスし、画面の一番下にある「Apple IDの作成」をクリックする。
すると、APPle ID作成の画面が表示されるので、新規アカウントを作る時と同じ要領で、必要な情報を入力していく。
この時、「国/地域」を「日本」に。また、新規のApple IDとなるメールアドレスは自国で使っているものとは別のメールアドレスにすること。
また、「支払い情報」という欄があるが現時点ではまだ設定する必要はないので、「None(なし)」にしておくと無難だ。
必要情報を入力したら登録しよう。
登録したメールアドレスに確認コードが届くので、確認コードを入力し、利用規約に同意すればApple IDの登録はこれで完了。
2. iPhone(iPad)で新しいアカウントを設定する
新しいアカウントの作成が完了したら、早速iPhoneに設定してみよう。
※ここでは、iPhoneの画像を使って説明する。
まずは、【設定】画面を開き、一番上の自分の名前が表示されているところをタップ。
次に、「メディアと購入」をタップし、ポップアップ表示される【サインアウト】をタップ。
これでApple IDは現状の海外のままで、iTunes Storeからはサインアウトができた。
3. 新しいApple IDでサインインする
サインアウトができたら、今度は新しいアカウントでiPhone(iPad)にサインインしよう。
さきほどと同様に「設定」→「名前が表示されているアカウント」をタップし、Apple IDの画面へ。
次に、「メディアと購入」が「オフ」表示になっているので、ここをタップし、サインアウトをタップ。
すると、ポップアップが表示されるので、「◯◯◯(自分の名前)ではありませんか」をタップする。
次に、Apple IDを入力する画面が出るので、新しい日本用のApple IDのメールアドレスを入力し、「次へ」をタップ。
続いてパスワードを入力し、「次へ」をタップ。
すると、Apple IDと「メディアと購入」とで、表示されているメールアドレス(Apple ID)が違うことが確認できる。
これで、iTunes Storeの表記も日本語に変わり、普段の生活で使っていたApple Payなどの機能を失わず、日本のアプリもダウンロードできるようになる。
以上が、「海外在住者が日本のiPhone/iPadアプリをダウンロードする方法」となる。
ぜひ参考にしてみよう。
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