
日本への一時帰国でオススメのSIMはLINEMOか楽天モバイルか? タイプ別ガイド比較表付き
本サイトでは、これまで一時帰国用の格安SIMカードを紹介してきました。
今回は、個人や家族で帰国する人のタイプ別に分けて、現時点でどの商品・サービスがベストなのかを考察してみました。
結論から言えば、LINEMO(ラインモ)


ただし、個々の事情や用途によって、どちらが良いか変わってきますので、この2つのサービスについてタイプ別に比較してみました。
2023年2月現在、日本国政府は「国際的な人の往来再開に向けた措置」を取り、海外からの入国を大幅に緩和している。
そのため、海外在住者が日本に一時帰国する人が増加中だという。
さて、本サイトではこれまで、一時帰国の際の格安SIMやプリペイドSIMについて紹介してきた。
しかし、未だに空港でSIMを買って後悔したという人が続出しているのも事実。
そこで、このタイミングで「一時帰国でのベストSIM」の結論をまとめてみた。
結論としては、LINEMO(ラインモ)もしくは楽天モバイル
を利用することがベストだということが判明したわけだが、この2社、ソフトバンク、楽天と大手企業系列の携帯電話サービスということもあって、ユーザーの中でも大きく「派閥」が分かれるところ。
とはいえ、結局SIMなんて料金とギガ数でしょ?という人はぜひ以下を読んでから購入を考えてもらいたい。
目 次
1.一時帰国の格安SIMは滞在期間によって決める!
2. 日本滞在が数日の場合は外国人旅行者用SIMでもOK?
3. 日本滞在が1ヶ月以上の場合は楽天モバイル or LINEMOの2択! 比較表で見る
3-1 料金プラン
3-2 通信速度
3-3 音声通話
3-4 最新スマホ販売
3-5 キャンペーン
3-6 eSIM
3-7 家族割
3-8 海外ローミング(比較表)
4. まとめ:タイプ別ガイド
一時帰国の際の格安SIMは滞在期間によって決める!
最近はSIMカードを物理的に購入するのではなく、SIMカードの配送・受け取りや差し込みが不要でオンラインで設定できる「eSIM」を利用する人が増えたため、
空港でSIMカードを購入する人は減ってきた。
そんな便利性が人気のSIMだが、物理的なプリペイドSIMにするか楽天モバイルやLINEMOなどのプラン型にするかはけっこう意見が分かれるところ。
そこで、以下に滞在期間のタイプ別に考えてみよう。
日本滞在数日〜10日前後の人は外国人旅行者用SIMでもOK?
海外永住者や留学生などの長期海外滞在者の場合、日本での滞在期間が数日ということは少ない。
出張などで訪日する場合は、正直現地の海外ローミングサービスが便利だろう。
ただし、数日〜10日前後という場合には、使い捨てのプリペイドSIMを購入しても良いかもしれない。
しかし、実際、プリペイドSIMというのは総体的には割高だ。
例えば、10日間、1,580円でデータ使いたい放題というプリペイドSIMがあるが、こういうのは要注意。
なぜなら、注釈には、「※データ容量無制限。ただしデータ一日使用量が500MBに達すると最大通信速度が256kbpsに低下します。」とある。
500MBのデータ容量というのは、今の時代、さすがに少なすぎる。 街のフリーWiFiがあまり整っていない日本では非常に不便だろう。
これと比較して、LINEMOや楽天モバイルなどの契約型SIMは月額費用が発生するが、解約はいつでもできる。
現地に戻ってからでもオンラインでできる。
この辺りをどう捉えるかによるだろう。
日本滞在が2週間以上の場合はLINEMOか楽天モバイルの2択!
さて、一時帰国者の場合は、観光客とは異なりショートステイばかりではなく、1ヶ月以上の滞在を考えている人も少なくない。
そのような場合、観光客用プリペイドSIMにも90日の使い捨てなどもあるが、それはもはや止めておいたほうがいい。
なぜなら、今は契約型の格安SIMも契約期間の縛りが解禁され、いつでも解約できるものが主流になってきているからだ。
プリペイドの場合には、データが余るということはほぼなく割高だ。
また、「eSIM」といって、物理的なSIMカードではなく、オンラインで設定できるSIMを利用すれば、現地のSIMカードを挿入したまま日本で契約した携帯電話番号を使うことができるようになる。
これにより、海外ローミングで高額請求されるといったミスもなくなる。
さて、そんな契約型SIMの中で、海外在住者にオススメなのが、日本国内外で利用できるLINEMOと楽天モバイルだ。
なぜLINEMOか楽天モバイルの2択かについては、以下の比較を見てもらえればわかるが、主な理由としては、
- 月額でプリペイドよりも安くて容量も多い
- 海外でも利用が可能
- オンラインで申込〜解約まで完結できる
- 契約型だが、いつでも解約がOK
この条件を満たすのは、群雄割拠の格安SIM争いの中でLINEMOと楽天モバイルの2つがキャンペーンや特典も多く紹介するに妥当と判断した。
以下に、LINENOと楽天モバイルについて比較してみたので、どちらが自分に合うかを考えてみよう。
料金だけではなく、プロバイダならではの特典でどちらを利用したいかが分かれることになるだろう。
いわば、ソフトバンクvs楽天という様相となった。
それでは、以下に詳細を見てていこう。
料金プラン
こちらは20GB以上でも無制限に利用できる、楽天モバイルが有利。
LINEMOは3GBまたは20GBの2つのプランから選ばいないといけない。
ただし、20GBの容量とは、60時間程度のビデオ通話が可能なほどの大容量とも言える。あまりスマホを使わないという人ならば1ヶ月20GBも使わないだろう。
また、一時帰国の滞在先(例えば実家)にWiFiが常設されているなら、外出中にほとんど使わないのであれば、3GBプランでも十分かもしれない。
自分がどれくらいのデータを使うかというのを把握している人は少ないため、楽天が人気なのはわかる。
ただし、後述するがLINEMOは制限を超えても速度が1Mbps程度あるというところはやはり巨大キャリアであるソフトバンクの成せる業だろう。
通信速度
通信速度はさすがのソフトバンク!ということでLINEMOが圧勝。
仮にプランのギガ数をオーバーしても速度は1Mbpsあるので、LINEやテキストメール、YouTubeくらいはそれほど問題なく利用できる。
楽天は田舎に行くとつながりにくいという声もあり、年々改善されているのも事実だが、まだまだLINEMOの速度には及ばない。
そのため、一時帰国中に温泉旅行や離島などに行く予定のある人は、楽天モバイルよりもLINEMOを選ぶべきだろう。
音声通話
音声通話については、固定電話にもかけることができるオプションがある楽天モバイルに優位性があるが、通話はLINEがほとんどという人の場合にはLINEMOが圧倒的に優位となる。
一時帰国者の場合は、日本国内を旅行する場合やビジネスや出張で日本に帰る人も多い。
そういう場合には携帯電話だけじゃなく固定電話の番号にかけなくてはいけない場面も多々あるだろう。
楽天モバイルではRakuten Linkというアプリを使って音声通話が月1100円のオプションで利用できる。
Rakuten Link同士だけでなく、ほかのスマホや固定電話も通話料無料となり、WiFi接続においても音声通話が可能となる。
ただし、通話は1度の電話で10分まで(2022年10月31日までは15分無料のキャンペーン中)となっている。
一方LINEMOは契約プランにかかわらず、LINEアプリでいくらデータ通信をしても、データ通信容量が減らない「LINEギガフリー」というサービスが無料で付いてくる。
トークやスタンプの送信、画像や動画の送信、ビデオ通話など、LINEに関するデータ通信容量は一切減らないという、かなりお得なサービスだ。
しかもデータ通信容量を使い切ったあとでも、LINEアプリは常時高速通信を維持できる。
そのため、結論としては、LINEのヘビーユーザーならLINEMO、固定電話にかける必要がある人は楽天モバイルを選べば良い。
スマホ最新機種販売
日本でわざわざスマホの最新機種を買う必要ある? と思う人もいるかも知れないが、日本は世界で最もiPhoneが安い国であることをご存知だろうか?

また、AQUOSなど海外ではめったに購入できないスマートフォンの最新版を買いたいという人も多いハズ。
つまり、スマホを買い替えるなら、一時帰国の際が良いといえる。
そのような場合には、SIMと合わせて購入することでより安くスマホを購入できる場合がある。
このように考える人は楽天モバイルが良い。
現在LINEMOではスマホの販売は行われていない。
キャンペーン
LINEMO(ラインモ)または楽天モバイル
が最適とした最大の理由は、この2社のキャンペーン・特典の多さと言える。
まず、キャンペーンの数の多さで言えばLINEMOが圧倒的な特典数で楽天モバイルを凌駕している。
eSIM
LINEMOも楽天モバイルも物理的なSIMカードはもちろんのこと、eSIMにも対応している。
eSIMとは、スマートフォンなど端末内に埋め込まれたチップに必要な情報を後から書き込んで使用するタイプのSIMのこと。
iPhoneで言えば2018年以降に発売された、、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone XR 以降の機種がeSIM対応機種。
eSIMでは、端末に内蔵されたチップにネットワークを経由してプロファイルを書き込みを行う。
従来のSIMカードとは異なり、インターネット経由でプロファイルを書き換えて契約情報の変更が可能となるので、従来のようなSIMカードが必要ないのでSIMカードを失くした!ということもなくなる。
というわけで、こちらは引き分け。
家族割
一時帰国する人の中には、例えば家族4人で日本の実家へということも少なくない。
家族4人での帰国となれば、費用もかなりかかるということで、スマホ代くらいは「家族割」で安くしたいところ。
しかし、残念ながら、楽天モバイルもLINEMOも家族割はない。
海外ローミング(比較表)
せっかく契約するSIMだから、海外の居住国に帰ってきてからも使えるのが理想。
とはいえ、基本は日本国内用のSIMなので、海外ローミングとなるのはしかたなのないところ。
それでも、年に複数回帰国する人や仕事で日本との行き来があるビジネスパーソンの場合は、格安SIMをキープしておくことで、毎回日本の電話番号を変更することがないようにしたいもの。
ところが、海外ローミングはもともとドコモなど大手キャリアのメインサービスでしか利用できなかった。
そんな中、ソフトバンクのLINEMOと楽天モバイルはその企業スケールを活かし、格安SIMでも海外ローミングを可能にした。
以下、海外ローミングの条件と料金について、こちらも早見表にしてみた
これを考えると、楽天モバイルが有利だが、多くの人は現地国のSIMやプランを利用することになるだろう。
継続して使うことで2台目スマホとしては両方とも優良と言える。
まとめ:LINEMO・楽天モバイル タイプ別ガイド早見表
このように、一時帰国のSIMにはLINEMOか楽天モバイルのどちらかで迷う人はもはやいないだろう。
どちらを利用するかは、どういうサービスや特典を望んでいるかによって変わってくるだろう。
まとめのポイントとしては、スマホの利用を管理でき単純に低料金を求めるならLINEMO、スマホの使用時間が多い人の場合は楽天モバイルということが言える。
また、日本でショッピングにたくさん出かけたい人でPayPayを利用する人は断然LINEMOだが、ネットショップの楽天市場で買い物をする人は楽天モバイルということが言える。
以下、早見表にまとめてみた。
また、LINEMOで使えるPayPayや楽天Payの概要については、以下の記事も参考にしてみよう。
ここまで読んだ人は、LINEMOおよび楽天モバイルの良さについては理解できたことだろう。
現地からでも申し込み可能なこの2つのSIM。 日本への出発直前もしくは日本到着直後にぜひ申し込もう。
格安SIMはどれも数に限りがあるので、以下に公式ホームページのリンクを貼っておくので、まずは申込を!
Comments are closed, but trackbacks and pingbacks are open.